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「▲▲大学は先生や授業が良いと聞いた」 こんな理由で大学を選ぶ人も少なくありません。ですが、「先生や授業が良い」というのは選択基準にはなりえません。この基準で留学する大学を選ぶのは非常に危険です。理由は2つあります。
まず、「良い」という基準が人によって違います。例えば誰かがブログで「王先生は良い。だから▲▲大学はお勧めだ」と書いていたとしましょう。その人が良いと判断した理由が、「授業中に英語で説明してくれるので分かりやすい」だったとした場合、「英語は分からない」という人や、「せっかく中国に来たんだから、中国語だけで授業をやって欲しい」という人にとっては、王先生は最悪の教師です。
「授業中に雑談をしてくれるから楽しい」 この先生は「限られた留学期間だから集中してたくさんのことを学びたい」という人には良い先生と言えません。 「標準語が訛っているので最悪」 この先生はどうでしょうか? 「中国は9割以上の人が何らかの訛りを持っているので、訛った中国語を聞いて実戦力を養いたい」という人にとっては決して悪い先生とは言い切れません。万人に共通の「良い」なんてないのです。
もう一つの理由はいたって簡単です。王先生があなたの基準から見ても良い先生だったとしましょう。で、あなたが▲▲大学に留学したとして、あなたの授業を王先生が担当してくれる確証はあるのでしょうか?
どんな大学にもたくさんの先生がいます。この道20年のベテラン教師もいれば、大学を出たばかりの新人教師もいます。他学部から教えに来ている漢語教育専門ではない教師もいますし、大学院生がアルバイトで教えている大学だってあります。ですから、どんな大学に行っても教師の当たり外れ、授業の良し悪しは必ず発生します。これを避けて通ることはできません。
教師や授業の良い大学に留学したいと思う気持ちは分かります。ですが、現実問題としては残念ながら、教師や授業の良し悪しを大学選びの基準にするのは非常に難しいと考えてください。
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